人生を喰らう妖怪「すまうとふぉん」

最近思うことがある。


スマホの画面ばかり見ている!


どれだけの時間見ているか、

スマホのスクリーンタイムという機能で確認してみると、

平均で約6時間見ていることが判明!

時間のない平日だけ見ても、5時間は見ていた。

映画を2本は観れる。

明らかに見過ぎだ。


いや、その時間を有意義に使えていたら別にいいと思う。

自己啓発のためだったり、自分の趣味だったり。

しかし、私は違った。

なぜなら、その時間を何していたかを全然覚えていないからだ。

つまり、意図して時間を使っていない。

なんとなーく、スマホを眺めている。

その時間がなんと5〜6時間。


よくよく、考えると怖い話である。

その時間は取りつかれたかのように、

スマホを見る以外の何かをするのが億劫になったし、

あっと言う間に過ぎた印象があったのだ。

まるで、スマホが私の魂を抜きとったかのような、

スマホが私の時間を捻じ曲げて早くしたかのような、そんな違和感。

私がスマホを使っていたのではなく、スマホが私を操っていたかのごとく。


これはスマホだけに限ったことではなく、

パソコンでもそうらしいのだが、

人間は新しいものが好きらしく、

そこかしこにあるクリックが人間の欲を満たし、止まらなくなってしまうらしい。

またSNSなどで「いいね」がつくのを頻繁に観てしまう行為は、

「もしかしたら」という不確かな期待が煽られることで、

ギャンブルに似た中毒性が得られるという話もある。

いずれにしても、誰もが中毒になってしまう危険はありそうだ。


さて、では私の時間を取り戻すために何が必要だろうか。

一つは、自分がどれだけの時間を無駄にしているのか、

定期的にスクリーンタイムで確認することだ。

私も久しぶりに見て、ギョッとしたため、こうして「どうにかせな」と考えている。

二つ目は、スマホを見ない他の予定を入れてしまうことだ。

スマホを見ない」と禁止事項にしてしまうと、反動で見たくなってしまうため、

他の何かで埋めてしまえというのが私の対策だ。


スマートフォンはとても便利だ。

ゆえに、即座に人の欲を満たしてくれる。

しかし、そんな欲を満たすことが本当に幸せなのだろうか。

長時間スマホを見つめる自分へ、

今一度問いかけたい。