タイムマシンに乗って

久しぶりに小学校時代の友人とあった。

私が唯一今でも連絡を取って、長期連休に遊ぼうと誘う相手なのだが、

ここ2年はプライベートの忙しさがあり、会っていなかった。

しばらく顔を合わせていないと、

どんなに仲が良かったとしても、誘うことに躊躇する。

 

2年の間に急激に忙しくなっていないかとか、

そもそも誘われたくないと思っているのではないかとか、

ぐるぐると不毛な議論が頭の中で繰り広げられる。

その議論に終止符をうったのは、このブログ作成である。

「友人に会った時の感じたことは書きたい!」

その思いが大きくなり、誘うことに決定した。

 

『いつ会っても、昔の友人とはそのころと同じように話せる』

そんなことを誰かが言っていた気がする。

まさにそうだった。

話す内容が仕事であったり、家族のことであったり、

体調であったりと、あのころとは違うけれど、

あの空気感はあの当時のままだと思う。

なごやかで安心できて、バカな冗談を言える空気。

2年ぶりだというのに、こんなにすんなりと話せるものなのか....

人とこんなにもしゃべったのは久しぶりだった。

 

100分食べ放題のファミレスで食べながら話していたのだが、

気づけば100分は過ぎていた。

「うそだろ、まだ100分過ぎていないよ。」

タッチパネルのメニューに終了の合図がかかっても、

おかしいなぁとしばらくお互いに言っていた。

その後もしゃべりにしゃべって、

気づけば営業終了30分前となっていた。

時間がたつのが早い!

 

でも、後でよくよく考えると「何を話していたっけ」と思う。

あまり思い出せないのである。

でも楽しかったのだけは、残っている。

多分お互いにためになる話とかは、話していないと思う。

でも、それが友達なのだ。

しょーもない話で盛り上がって、意味のない冗談で笑って......

ただただ楽しい。

大人であることを忘れて、

タイムスリップしたかのように。