天丼を食す

有名店の天丼を食べた。

 

お昼に何食べようかという話になり、

調べたら近くに有名店を発見!

おまけに、お昼を過ぎた14時ごろだったので、

「この時間なら空いていて、待たずに店に入れるだろう」と考え、その店に向かった。

 

…甘かった。

店の前に到着すると、そこには所在なさげにうろうろする人や

びっしりと店の椅子の前に座っている人を目の当たりにする。

こ、混んでいる...だと!?

もうお昼を過ぎたのにこの混み様。

とりあえず、順番待ちの客の名前を記載する紙に

自分たちの名前を書く。

前の客の数を数えると、なんと16名!

自分たちは17番目だった!!

人気すぎーーーーーーー!!!

どうやら、最近テレビの食べ歩き番組で紹介されたばかりだという。

テレビの力って、スゲェーーーー。

最近はテレビを見ないで、YouTubeなどのネットの配信サイトを見る人が増えている

という話をよく聞いていたので、

テレビの力は弱くなっているものと思っていたのだが、まだまだ現役のようだ。

 

あと、混んでいる理由としては老舗の店だということもあるかもしれない。

なんとこの店は明治時代から創業しているとのことで

長く愛されており、リピーターも多いのだろう。

 

店が広かったのもあってか、

待っている人数に反して、

待ち時間はそれほどかからず、店に入ることができた。

早速、お目当ての天丼を注文した。

 

食べた感想だが、

正直私には美味しくなかった。

天ぷらがソースにしみてべちゃべちゃしており、

かりっとした触感がなくなっているのが大きな理由だ。

しかし、そういった触感の好き嫌いは人それぞれだと思う。

おにぎりののりがパリッとしている方が好きな人もいれば、

しなっとしている方が好きな人もいる。

固いプリンが好きな人もいれば、口にいれた瞬間とろける滑らかなプリンが好きな人もいる。

これは好みの問題だ。

私の舌が絶対じゃないし、事実店もすごく流行っていて、

私の方が少数派かもしれない。

絶対的な評価はないと思う。

 

しかし、一つだけ確かなことがある。

どんなに世間がおいしいと言っているものだって、

自分はおいしくないと思う事があるんだな~と。

家の中でテレビを見ているだけでは、

それが自分にとっても美味しいものだと思い込んでいただろう。

メディアは正直あてにはならない。

感じることは誰かに支配されるものではない。

自分だけのものだ。

だから、実際に見て、食べて、感じよう!

そして、美味しいもの一杯食べたい!!

一層食欲が沸く私であった。